木の家は見た目の柔らかさ、ぬくもり、調湿性といった様々な特徴を持ち、私たちに心地よさを与えてくれますが、ただ癒されるだけではありません。
木造住宅の素晴らしさ・メリットをご紹介いたします。
木々に囲まれていると爽やかな香りを感じリラックスした気分になりますよね?
この香りがフィトンチッドといい、木から発散されている成分です。
この成分は私たち人間にとってとても有益で、自律神経の安定に効果的と言われ、肝機能改善や快適な安眠効果がある事でも有名です。
またフィトンチッドは抗菌性や消臭効果を持っており、浄化能力があります。
桜餅や柏餅、笹団子も、すし屋のケースに見られる杉や桧の葉もフィトンチッドの殺菌・消臭効果を利用しての事なのです。
木は熱の伝わり方が鉄の200分の1以下なんです!
防寒断熱に優れていて、二重構造の屋根と壁に加えエアサイクル工法で冬暖かく夏も過ごしやすくなっています。
木は呼吸すると言われていますが、湿度の高い時に湿気を吸収し低い時には放出する性質を持っています。
湿気乾燥は私たちの体にも密接に関係してきますから、この木々の性質で程よく一定の湿度で保たれていると健康にも良い影響を与えてくれます。
木は硬そうに見えても、程よい弾力性をもちショックを和らげます。
また余分な音を吸収するので、トントンと程よくまろやかな音が響きます。
木の香り「フィトンチッド」の抗菌性にはダニやカビの繁殖を抑える働きがあります。
中でも特にヒノキ、ヒバ、スギ等には抑えるだけでなく殺ダニ作用もありますので、気管支喘息やアトピー性皮膚炎の原因の大きな原因が発生しにくい環境を作ります。
さらにこの木々はホルムアルデヒドといった接着剤、塗料、内装材からの化学物質を吸い取ってくれるのでシックハウス症候群にも強い効果を発揮するのです。
カビやインフルエンザ細菌、カビなどの発生に大きく関係してくる湿気。
木材の特徴である調湿効果によって、室内は常に理想的な湿度に恵まれ、清潔な環境を保持します。
木材の吸湿効果は最大70%と証明されており、結露もほとんどありません。
●ササキ設計では年に数回、ご希望される施主様を木材生産地である山へご案内し、実際に使用する原木を見て頂いています。
施主様ご自身で選ばれ、共に一から家づくりをご提案して行きたいと思っていますので、
ご興味を持たれたお客様はお問合せ頂ければ幸いです。
弊社住宅設計の方向性を決定づけてくれたものの中に、筑波大学教授である安藤邦廣先生の板倉工法との出会いがあります。
壁は厚さ1寸(3cm)の厚板を使い、床や屋根も全てこの厚板で構成し細かい部材は使いません。
日本の伝統的な木組みを使いながら2×4構法のように部材の種類を整理した合理的な構法です。
ログハウスのように上棟すると壁が出来ていて、施工性が高く断熱、調湿性にとても優れています。
弊社所長が1999年7月「杜の家づくりネットワーク」を立ち上げ、定期的なセミナーと、手がけている住宅に現場見学会を開き、手探りながら地域のユーザーや施工者、設計者にも呼びかけ、参加頂いて理解を得るべく活動を始めました。
弊社では筑波大教授安藤邦廣先生と共に、仙台と松島で3軒仕事をさせて頂きました。